九種九牌とは?成立しない3つの場合や注意すべき配牌を解説!

 

麻雀で配牌を見るときって、ドキドキしますよね。

 

「手牌は整っているかな」とか「ドラは何枚来ているかな?」などと、つい期待を込めて見てしまいますよね。

 

ですが毎回毎回良い配牌が来るものではありません。

 

ときには目を覆いたくなるようなひどい配牌が来ることもあります。

 

1とか9の端牌ばかりだったりドラがなかったり、オタ風の孤立牌ばかりなんてこともあります。

 

あまりに悪い配牌だと、やる気をなくしてしまうこともあるかもしれませんね。

 

でもそんなときでも、麻雀には特別なルールがあります。

 

それが、「九種九牌」です。

 

この九種九牌のルールがあるおかげで苦しい配牌をやり直すことができるので、役作りに苦労しなくて済むんですね。

 

そこでここでは、この九種九牌についてを詳しく解説したいと思います。

 

こちらは約8分の解説動画となっています。↓↓↓

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九種九牌とは一九字牌が集まった手牌のこと

 

九種九牌とは、配牌と第1ツモで9種類の一九字牌が来ることをいいます。

九種九牌の例

 

例を見てもらうとわかる通り、一九字牌が9つありますね。

 

このように、配牌と最初のツモを合わせて一九字牌が9種類あったら、「九種九牌で流す」と言って、その場を流すことができるんですね。

 

九種九牌は「流局」になるのがルールなんですね。

 

この九種九牌は、一九字牌がぴったり9種類でなければいけないわけではなく、10種類でも11種類でも、とにかく9種類以上あればよいとされています。

 

また、九種九牌の場合でも場を流さず、その手牌のまま続行することもできます。

 

九種九牌はたくさん一九字牌があるので、「国士無双」を狙ってみたり、捨て牌をすべて一九字牌にする「流し満貫」を狙うこともできますね。

 

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九種九牌が成立しない3つの場合とは!

 

九種九牌が成立しない場合というのがいくつかあります。

九種九牌を宣言する前に、誰かがポンやチーをおこなったとき

九種九牌は最初の牌をツモった時に宣言できるのですが、この最初のツモの前に誰かが鳴いてしまうと、九種九牌で流局にすることができなくなってしまいます

 

最初から九種九牌は国士無双を狙いにいくと決めている人にとっては何でもないことですが、そうでない人にとっては、かなり痛い鳴きになってしまいますね。

9種類の一九字牌がなかったとき

次の配牌を見てください。

九種九牌になるか? 例①

 

この配牌は九種九牌でしょうか?

 

確かに9つの一九字牌がありますが、よく見ると、が2枚あって、一九字牌は全部で8種類しかありません。

 

このような場合は、8種9牌になるので、九種九牌のように場を流すことはできません。

 

では、次のような牌姿はどうでしょうか。

九種九牌になるか? 例②

 

例②を見てみると、一九字牌が10個あるのですが、種類の数を数えて見ると、8種類しかありません。

 

ですから、8種10牌となって、九種九牌にはあと1種類足りないことになりますね。

 

一九牌や字牌が重なっていると一九字牌の枚数は増えるのですが、種類は増えませんので注意が必要です。

 

九種九牌は、9つの一九字牌ではなく、9種類の一九字牌でなければいけないわけですね。

九種九牌を宣言しなかったとき

先ほど説明しましたが、手牌に九種九牌が来ていても、それを申告しなければ九種九牌は成立しません。

 

九種九牌を宣言しないのであれば、通常通り要らない牌を捨てて、またツモを繰り返すだけですね。

 

仮に、九種九牌から国士無双を狙いにいくとするとどうでしょうか。

 

国士無双は13種14牌の一九字牌が必要なので、九種九牌ならあと5枚の一九字牌が必要ということになります。

 

ツモのみで有効な一九字牌を5枚引くことができるでしょうか。

 

それを試してみるのも面白いかもしれませんね!

 

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九種九牌にならない配牌でも注意が必要!

 

こちらの牌姿を見てください。

これは九種九牌になるでしょうか。

 

九種九牌になるか? 

 

この例では一九字牌を数えてみると、8種9牌となっています。

 

ですからこれは九種九牌にはなりませんね。

 

ですが例②をよく見てみて、なにか気づくことはありませんか?

 

この数牌の部分を見てほしいのですが、12や79、45といったターツが一つもありません。

 

このような牌姿を、十三不塔(シーサンプトー)といいます。

 

十三不塔は、一つもターツがなく雀頭ができればあがりとなります。

 

この十三不塔も配牌のときにできる役の一つで、役満とされる役なんですね。

 

ですからこれは九種九牌にはなっていませんが、十三不塔になっていたのです。

 

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十三不塔は、上のように一九字牌が9種類に満たない時でも起こり得る役なので、とても見逃がしやすい役なんですね。

 

手牌に中張牌があってもそれらがターツになっていなければ、十三不塔になりえるのです。

 

ですから配牌では、九種九牌だけでなくこの十三不塔の役もできていないか注意する必要があるんですね。

 

ただしこの十三不塔はローカル役の一つなので、このあがりを認めない場合もありますので注意しましょう。

まとめ

 

ここでは九種九牌についてを解説しました。

 

<九種九牌について>

・九種九牌とは一九字牌が集まった手牌のこと

・九種九牌が成立しない3つの場合とは

・九種九牌にならない配牌でも注意が必要

 

九種九牌は流すか続行するか判断に迷うこともあると思います。

 

ですから、何種類以上来たら流さないで国士無双を狙いにいく、という自分なりの基準を決めておくといいと思いますよ!

 

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