麻雀にはたくさんの牌があります。
その中でも、索子(ソーズ)の1であるイーソーという牌は特徴的な牌だと思いませんか?
ソーズの1といっても、なにかの鳥のようなものが描いてあるな、ぐらいにしか気に留めない人が多いのかもしれませんね。
初めて麻雀牌を触る人は、ソーズの1を見ると、たいていの人は、「これは何?」って聞くと思うんです。
そんな時は、ただソーズの1だということのほかにも、いろいろウンチクを語れたらかっこいいと思いませんか?
そこでここでは、ソーズの1であるイーソーについてまとめてみたいと思います。
イーソーについての雑学だけでなく、戦術的な部分も解説しますのでじっくり読んでみてくださいね!
こちらで動画解説しています↓↓↓
麻雀の1ソーに隠された秘密とは?
136枚の麻雀牌を見ていると、1種類だけ豪華な鳥が描かれています。
索子の1の牌ですね。コレです↓↓↓
でも麻雀牌の索子の1にだけ描かれている鳥が何の鳥だか気になりますよね。
実は、に描かれている鳥は、鳳凰(ほうおう)だったのです。
牌によっては孔雀(くじゃく)や雀(すずめ)、ひよこなどを表していることもあるんだそうですよ。
そしてその鳳凰の目はお金を表しているそうです。
![](https://www.banasuika.xyz/wp-content/uploads/2018/08/3380716676be8de136ccdbc2654f8475.jpg)
になぜ鳳凰が描かれることになったのかは諸説あるそうですが、麻雀の生まれた地域の好みによって、
には鳥が描かれたり魚が描かれたりしたといわれています。
中国には1ソーに魚が描かれた地域もあったんですね。
主に上海近辺で描かれたのが鳥だったようで、それが徐々に広まっていったと考えられています。
ちなみに麻雀という言葉に中にも、「雀(すずめ)」という字が使われているんですよね。
また孔雀(くじゃく)という字にも「雀」という字がありますよね。
ですから麻雀牌のに鳥が描かれていることは、麻雀という言葉に雀(すずめ)の字が使われていることと深いかかわりがあったんですね。
![](https://www.banasuika.xyz/wp-content/uploads/2020/02/8b0cc10ceb2224646cf7bf277492a350-160x90.jpg)
実践で使える1ソーを使った役とは?
を使える役といったら、まずはチャンタやジュンチャンが挙げられます。
チャンタの例
純チャンの例
123や999など老頭牌でメンツを作る役ですね。
麻雀の役の中では、チャンタやジュンチャンはとても作りにくく、難易度の高い役となっています。
![](https://www.banasuika.xyz/wp-content/uploads/2020/02/DSC00585-160x90.jpg)
よほど配牌やツモが良くない限りは、鳴いて仕上げるのが普通だと思います。
この他に1ソーを使う役では、ホンロートーがあります。
ホンロートーの例
一九字牌をすべてコーツにしてあがる役ですね。
ホンロートーの役は、手牌に1ソーなどの一九字牌のトイツがあったら積極的に鳴いていってあがりを目指しましょう。
![](https://www.banasuika.xyz/wp-content/uploads/2020/02/bf969f34dee65c6066afa3fabd74f323-160x90.jpg)
かなり珍しい役ではあるのですが、ホンロートーはホンイツと組み合わせることもできるので、高い点数にすることができます。
ホンイツホンロートーの例
そして1ソーを使ったローカル役のひとつとして、「紅孔雀(べにくじゃく)」という役満の役があります。
![](https://www.banasuika.xyz/wp-content/uploads/2018/08/d1159118057020c857f956e9d05b0e10.jpg)
先ほど説明した通り、孔雀である1ソーと、ソーズの赤い牌、それに字牌の「中」を使ってあがりの形を作る役ですね。
スポンサーリンク
なかなか出すことができない役ですが、知っておくと話のネタになるので楽しいですよ!
![](https://www.banasuika.xyz/wp-content/uploads/2018/08/911b0f8f8b4649327ec123bc0f10496b.jpg)
ペンチャン待ちで1ソーの上手な扱い方!
を使ったシュンツを考えてみると、
という形になりますよね。
という形から
を持ってくるのはいいのですが、問題は
という形のときです。
という形が
のリャンメン待ちなのに対して、
という形は
だけを待つペンチャン待ちになっています。
このペンチャン待ちという形は、とても効率の悪い待ちなんですね。
ですから、というペンチャン待ちの形になったら、サンショクやイッツーの役を狙っているとき以外はカンチャン待ちに切り替えていくようにしましょう。
![](https://www.banasuika.xyz/wp-content/uploads/2018/08/ce397a1cc061905275784fbf343b4655.jpg)
そのほうが断然メンツを作りやすいです。
ペンチャンはカンチャンに、カンチャンはリャンカンやリャンメンにしていくのがセオリーとなります。
ペンチャンのままにしておくと、そこのメンツがなかなか完成しないので、なかなかテンパイせず、テンパイしてもあがりにくいという待ちになってしまいます。
![](https://www.banasuika.xyz/wp-content/uploads/2019/11/cd3d9c5494bb5fa348903be2a20a09a8-160x90.jpg)
相手の捨て牌の1ソーから読み取れる役とは?
もし対局の序盤で相手の捨て牌に1ソーがあったら、まず第一に、それはタンヤオやピンフなどの役を狙っていると考えられます。
1ソーのほかにも老頭牌や字牌が多く捨てられてあったら、その可能性はとても高いです。
![](https://www.banasuika.xyz/wp-content/uploads/2018/08/ba30c4f3c699997aa6d3fab19510bb90.jpg)
タンヤオには一九字牌は不要ですし、ピンフを作る時もなるべく中張牌のリャンメンを残しておくのが普通です。
この1ソーという牌は、ドラにならない限りは、邪魔になることが多い牌です。
1ソーは、というシュンツを作りづらい、
というコーツも作りづらい、また
のコーツを使った役が作りづらい、また、1を使ったコーツがあると点数があまり大きくならないなど、1ソーには欠点が多いのですね。
![](https://www.banasuika.xyz/wp-content/uploads/2018/08/dcebb71584c6f692e228d9630afa3fe9.jpg)
これは1ソーだけでなく、ほかの種類の1にも言えることなのです。
つまり、とか
についても
と同じ欠点があるということですね。
![](https://www.banasuika.xyz/wp-content/uploads/2019/12/DSC_0113-160x90.jpg)
まとめ
ここでは、麻雀牌のについてまとめてみました。
普段何気なく使っているでも知らなかったことがありませんでしたか?
麻雀は古くからある遊びなので、牌の起源や由来を調べてみると面白いですよね。
これからを見たら、鳥に関するウンチクを語ってみてくださいね!
![](https://www.banasuika.xyz/wp-content/uploads/2018/08/4eb99d44944b253408862c429e53f75e.jpg)
![](https://www.banasuika.xyz/wp-content/uploads/2018/08/d14ad9059b9c3da970d3392c88b2bafa.jpg)
![](https://www.banasuika.xyz/wp-content/uploads/2018/08/ba30c4f3c699997aa6d3fab19510bb90.jpg)