1シャンテンの対処の仕方は勝負の分かれ目!その意味や戦術は?

 

麻雀ではたくさんの専門用語がありますよね。

 

リャンメン待ち、ダイミンカン、チューレンポートー、シーサンプトーなど聞いたことのあるものやぜんぜん知らないものなど、本当にたくさんあります。

 

そして、1シャンテン(イーシャンテン)というのもその専門用語の一つといえますよね。

 

シャンテンというのは似た言葉にシャンポンというのがありますが、シャンポンというのは全く意味の異なる言葉で、待ちの形の一つをシャンポン待ちと言うんですね。

 

では1シャンテンとはどんな意味なのでしょうか。

 

ここではこの1シャンテンについての意味や戦術、対処の仕方などを解説したいと思います。

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1シャンテンのシャンテンってどんな意味?

 

まず1シャンテンの意味ですが、これはテンパイの1つ前の形ができている状態のことをいいます。

テンパイまであと一歩の状態ということですね。

 

ちなみに1シャンテンは「一向聴」と書きます。

 

テンパイというのは、あがりのひとつ前の形ができている状態のことを言います。

ですから1シャンテンというのは、あがりの状態から2歩手前の状態というわけですね。

 

また1シャンテンのほかにも、2シャンテン(リャンシャンテン)や3シャンテン(サンシャンテン)なども使われることがあります。二向聴や三向聴ですね。

 

この2シャンテンはテンパイから2歩手前、3シャンテンはテンパイから3歩手前という意味になります。

 

ですから麻雀では手が進んでいくと、3シャンテン → 2シャンテン → 1シャンテン → テンパイ → あがりとなっていくわけですね。

 

このように3シャンテンから2シャンテンになったり、2シャンテンから1シャンテンになることを、「シャンテン数を上げる」といいます。

 

逆に手を崩したりして1シャンテンから2シャンテンになったり、2シャンテンから3シャンテンになることを、「シャンテン数を下げる、シャンテン数を戻す」といいます。

 

あがりまでの段階を表すシャンテン数の言葉は、麻雀の解説本や麻雀番組などで度々出てくる言葉なので覚えておくようにしましょう。

テンパイまであと少し!1シャンテンのときの攻め方とは

 

手が進んでいくと、速くテンパイしてあがりたい!と思う人は多いでしょう。

 

特に気持ちの面でも1シャンテンあたりから、徐々にドキドキしてきてだんだん口数が少なくなったり、あがりの形や点数を意識し始めることが多いのではないでしょうか。

 

テンパイまであと少しという状態になると、冷静に冷静にとは思っていても心の中では気持ちが昂ってくるものですからね。

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1シャンテンの待ちの形はどうか

ですが一口に1シャンテンといっても、待ちの形が良いか悪いかで戦術が異なってきます。

 

例えば待ちの形が両面待ち2つだったらすごく良い1シャンテンなので、数巡のうちにテンパイできて勝負に行くことができるでしょう。

 

ですが待ちの形がカンチャン待ちとペンチャン待ちのように悪い待ちのときもあります。

 

1シャンテンの待ちが悪い場合は、よほど運が良いときでもないかぎり、ペンチャンはカンチャンに、カンチャンはリャンメンにしていかないと、なかなかテンパイまで持っていくのが難しいです。

その1シャンテンは何巡目か

また1シャンテンでは、今が何巡目なのかということも大事になってきます。

 

仮に局の序盤で1シャンテンの手が入ったら、迷わず最速でテンパイしてあがるようにしましょう。

 

特に局の終盤の1シャンテンには注意が必要で、ずっとテンパイを狙い続けると危険牌を捨てることになるため、相手の高い役に振り込む危険性があります。

振り込みたくない!1シャンテンのときの守り方とは

 

1シャンテンであっても、常にテンパイを目指せばいいわけではありません。

場合によっては守ることも大事になるんですね。

2つの障害を乗り越えるのは大変

守った方が良い場合というのは、待ちが良くない上に相手にリーチをかけられたときです。

 

待ちが良くない場合というのは、先述した通りリャンメン待ちになっていない時のことで、たとえ1シャンテンだとしてもテンパイまでに時間がかかります。

 

そしてさらに、リーチをかけた相手に対して危険牌を通さなければいけないわけですから、あがりまでに2つも障害があることになるんですね。

 

なのでよほどの勝負手でもないかぎり、その場合の勝負は避けるのが無難です。

最後のツモでテンパイできなかったとき

そしてもう一つ大事な守りの場面として、流局間近の局面があります。

 

それは1シャンテンで最後のツモを迎えたときです。

 

その最後のツモでテンパイできなかったとき、あなたは何気なくその牌をツモ切りしていませんか。

 

それはダメです。

テンパイできなかった場合は、あなたの手牌の中から最も安全な牌を捨てなければなりません。

 

もうあなたは最後のツモが終わったのですから、手牌をどう崩そうと関係ないので、相手のあがりをできるだけさせないようにしなければなりません。

まとめ

 

ここでは1シャンテンの対処の仕方や意味、戦術などを解説しました。

 

<1シャンテンでここで解説したこと>

・1シャンテンのシャンテンってどんな意味?

・テンパイまであと少し!1シャンテンのときの攻め方とは

・振り込みたくない!1シャンテンのときの守り方とは

 

1シャンテンのときは、そのままあがりに向かうか守りを固めるか、その場に応じた状況判断が大事になるんですね。


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