チートイツの意味や戦術!イーペーコーやリャンペーコーは複合する?

 

麻雀でチートイツ(七対子)は特殊なあがり方になります。

 

通常は、4メンツに雀頭を作るのが麻雀のあがりの形となるのですが、チートイツにはメンツはなく、7つのトイツによって構成されています。

 

ですがチートイツは実践の中でも頻繁に使われているので、どのような使い方があるのか、その戦術を知っておくことはとても大事になります。

 

そこでここでは、チートイツを使った戦術や、そのほかの役との複合、とりわけイーペーコーやリャンペーコーと複合するのかということを解説したいと思います。

 

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チートイツの基本的なあがりの形とは?

 

チートイツは文字通り、対子が7つあるあがり方です。

チートイツの例

 

麻雀のあがり方というのは3つの形があって、必ずそのいずれかになります。

 

まず基本的なあがり方は、4メンツと雀頭を作る形、そしてトイツを7つ作る形、さらに国士無双の13枚に雀頭を作った形です。

 

そしてチートイツは、鳴くことができない役となっています。

 

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このチートイツは、リャンメン待ちやペンチャン待ち、カンチャン待ちといった概念がなく、どんな牌でもいいから2個ずつにすればいいのですね。

 

ですから、チートイツで牌を集める時は、河(ホー)に捨てられた牌をよく見て、それぞれの牌があと何枚残っているか把握するようにしましょう。

 

もし場に發が3枚捨てられてあった場合は、發を持っていても絶対に2枚になることはないので、牌を選ぶ時は気をつけましょう。

 

チートイツにイーペーコーは複合するのか?

 

チートイツにはどんな役が複合するのでしょうか。

 

まずはタンヤオですが、これはチートイツを2~8の牌で作ればいいので、複合できますね。

 

さらにホンイツやチンイツも、一種類の牌を軸に作ればいいので複合できますね。

 

特にこれらのホンイツやチンイツは、ホンイツがメンゼンで3翻、チンイツが6翻もあるため、チートイツと複合すると、それぞれ5翻と8翻になるんですね。

 

なのでホンイツチートイツやチンイツチートイツはかなり破壊力抜群の手になるので、一度は出してみたい役ですね。

 

 

そしてチートイツとイーペーコー(一盃口)についてですが、これは複合しません

 

チートイツの中に、223344という牌があったとしても、それはあくまでも234、234というシュンツが2つのメンツなので、対子が3つとはみなされません。

 

イーペーコーは、ピンフやタンヤオと複合するので、チートイツにも複合すると思われがちなのですけどね。

 

そしてチートイツのもう一つ注意点があって、同じ牌が4つあったとしても、それはトイツが2つとはカウントされません。

 

チートイツは完全に違った7種類の牌で、トイツを作らなければならないということですね。

 

ちなみに、このチートイツは7種類の字牌のみで作ると、字一色(ツーイーソー)のチートイツになって、役満になります。

 

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この字一色チートイツは、「大七星(ダイチーシン)」といわれています。

 

字牌だけでチートイツを作るなんてかっこいいですよね!

 

チートイツとリャンペーコーの違いとは?

 

またチートイツと似た形の役に、リャンペーコー(二盃口)という役があります。

 

リャンペーコーというのは、イーペーコーが2つできた形で、見た目はチートイツのような形をしています。

 

リャンペーコーの例

 

チートイツがバラバラのトイツであるのに対して、リャンペーコーは2組の連続したシュンツで構成されています。

 

このリャンペーコーは見た目はチートイツですが、あがりの形は4メンツと雀頭という麻雀の基本のあがりの形となっています。

 

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そのためリャンペーコーはピンフと複合できますし、もちろんタンヤオやホンイツ、チンイツとも複合できます。

 

ですがリャンペーコーはイーペーコーと同様、チートイツと複合はしません。

 

またこのリャンペーコーはメンゼンのみの3翻の役で、鳴いてしまうと0翻、つまりあがれなくなってしまいます。

 

なのでリャンペーコーはメンゼンで3翻ですが、鳴くことができない役ということを覚えておきましょう。

 

チートイツを使った戦術とは?

 

チートイツを狙う上で最も気をつけなければならないことは、鳴かないで手を進めなければならないということです。

 

チートイツはメンゼンの役なので、鳴いてしまうとチートイツの役は成立しません。

 

ですが字牌がトイツになると、どうしても鳴きたくなってしまうんですよね。

 

もし鳴いた場合は、トイトイになっていくと思います。

 

トイトイの例

 

なのでチートイツを作っていく過程で、戦術としてトイトイにするかチートイツにするかを決めないと、役作りが中途半端になってしまいます。

 

ダブ東やダブ南があったり、アンコーができていたりすれば鳴いてトイトイに向かっていいと思いますが、一度鳴いてしまうともうチートイツは狙えなくなるので注意が必要ですね。

 

またチートイツを使った戦術のひとつとして、待ち牌を字牌にするという方法があります。

 

麻雀では一九字牌よりも2~8の中張牌がよく使われるので、一九字牌は不要な牌となって捨てる人が多いため、チートイツの字牌待ちはかなりあがりやすいのです。

 

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まとめ

 

ここでは、チートイツの役についてまとめてみました。

 

役の複合では間違えやすいところがあるので、注意しましょうね。

 

チートイツは実践でも多くみられる役なのでこれを使いこなせるようになると、あなたの勝率がグッと上がりますよ!

 

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