麻雀で役牌とは?東西南北の読み方や狙い目、利点や欠点を解説!

 

麻雀では萬子、筒子、索子と字牌の4種類の牌が使われています。

 

これらの麻雀牌は、牌の性質によっていろいろな言い方があります。

 

2~8までの数牌であれば中張牌(チュンチャンパイ)、一九字牌であればヤオチュー牌といいますよね。

 

また字牌には「役牌(ヤクハイ)」と呼ばれる牌があります。

 

初心者にとって中国語を起源とするこれらの言い方は、とても分かりづらい言葉だと思います。

 

なのでここではヤクハイという言葉について、その意味と読み方、狙い目や利点・欠点などを解説したいと思います。

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麻雀のヤクハイとはどんな役(牌)なのか?

 

麻雀でヤクハイとは、あがりの役のひとつで正式には「翻牌(ファンパイ)」といいます。

 

またヤクハイは、字牌の中で3枚集めると役が付く牌のことをいいます。

 

具体的には字牌の三元牌、つまり白、發、中の牌がヤクハイとなります。

これら白、發、中は3枚集めれば1翻の役が付きますよね。

 

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また東、南、西、北という風牌の中にもヤクハイというのが存在します。

 

ヤクハイとは先ほど言ったとおり3枚集めると役が付く牌のことなので、場の風や自分の風となる牌もヤクハイとなるんですね。

 

具体的には、東場だったら東がヤクハイに、南場だったら南がヤクハイになります。

 

また自分が親だったら東家となり、自分の風は東となります。

 

同様に、南家だったらヤクハイは南に、西家だったらヤクハイは西に、北家だったらヤクハイは北になるわけですね。

 

ですから白、發、中の三元牌は常にヤクハイとなっていますが、東、南、西、北の風牌はそのときの状況に応じてヤクハイが変わるということです。

 

なので風牌では自分のヤクハイであっても他の人のヤクハイではないことがあるのです。

 

ちなみにヤクハイは鳴いても成立する役なので、ポンして3枚集めれば1翻の役を簡単に作ることができますね。

麻雀での東西南北の読み方とは?

 

また麻雀で使われる字牌の風牌というのは東西南北の牌のことですが、これらの読み方は「とうざいなんぼく」とは読みません。

 

麻雀では東を「トン」、南を「ナン」、西を「シャー」、北を「ペー」と呼ぶんですね。

 

そしてこれら4つの風牌をまとめる場合は、「東西南北」ではなく「東南西北(トンナンシャーペー)」とします。

 

また親のことを東家(トンチャ)、自風が南の人を南家(ナンチャ)、自風が西の人を西家(シャーチャ)、自風が北の人を北家(ペーチャ)と呼びます。

 

そして場の風と自分の風が重なったとき、つまり東場で東家の場合や南場で南家のことを、「ダブ東(ダブトン)」、「ダブ南(ダブナン)」といいます。

 

これらは場風牌1翻プラス自風牌1牌で、2翻の役となります。

ヤクハイの狙い目とは?

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ヤクハイはたった3枚で1翻の役を作れるので、スピードを重視したいときに狙うといい役です。

 

ただヤクハイのみでは1翻しかつかないので、一発逆転を狙うには少し破壊力に欠ける役だといえます。

 

それでも少しでも点数が欲しいときや、親で連荘したいときなどにはとても有効な役となります。

 

またヤクハイは他の役との複合を狙うことができます。

 

ヤクハイと相性がいいのはホンイツやトイトイです。

 

ヤクハイ・ホンイツならば、鳴いても3翻以上の役になりますし、ヤクハイ・トイトイも3翻以上の役になります。

 

またヤクハイは、ありありルールにおいてはとても有効な牌になります。

 

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ありありルールにおいてはヤクハイの後付けが認めれらることになっているので、仮にヤクハイが3枚無かったとしてもトイツで持っていれば、相手の捨て牌でロンすることができるというわけですね。

ヤクハイの利点とは?

 

ヤクハイの大きな利点は、たった3枚で1翻の役を作ることができるという点です。

 

ほかの1翻役、例えばタンヤオやピンフなどは、14枚の牌すべてで条件を満たさなければ1翻の役が付くことはないですよね。

 

ですがヤクハイの場合は、ヤクハイ以外の3メンツはどんな形でもよく、あがり方に条件がないんですね。

 

また、ヤクハイは鳴いても1翻が付くという点も大きな利点です。

 

麻雀の役においては、そのほとんどが鳴くと翻数が下がります。

 

鳴くことによって例えば、ホンイツは3翻から2翻へ、イッツーも2翻から1翻へ、チャンタも2翻から1翻へと下がりますよね。

 

鳴いても翻数が下がらないのは、トイトイ、三色同刻、タンヤオ、そしてこのヤクハイなどですね。

 

メンゼンで作る役と鳴いて作る役では、完成するまでのスピードが全然違いますから、ヤクハイにおいては鳴くことをうまく利用したいですね。

 

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ヤクハイの欠点とは?

 

ヤクハイの欠点は、初心者はどの牌がヤクハイだかわかりづらいという点です。

 

東をポンしてあがったけれど、このとき南場の南家で役なしだった、なんて経験はありませんか?

 

初心者の中には東をヤクハイと思い込んでいる人もいるので、きちんと自分にとってのヤクハイを見分けることが大事になります。

 

ヤクハイでないオタ風をポンしてしまうとあがれる役が制限されてしまうので、鳴くことによってあがりを遠ざけることにもなるわけですね。

 

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まとめ

 

ここではヤクハイについてを解説しました。

 

<ここで紹介したヤクハイについての解説のまとめ>

・麻雀のヤクハイとはどんな役(牌)なのか

・麻雀での東西南北の読み方とは

・ヤクハイの狙い目とは

・ヤクハイの利点とは

・ヤクハイの欠点とは

 

ヤクハイという役は麻雀の中でも頻繁に使われる役のひとつなので、初心者は確実に狙えるようにしたいですね。

 

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